マイカート
カートの中には何もありません。
1967年に本流といえる本格クロスカントリー4WDから袂を分け、乗り心地や走行安定性を考慮したステーションワゴンの55系(海外では56系)が用意され、ランドクルーザーは新たなステージへと突入。その棲み分けを確固たるものにしたのが、まだ40系が現役だった1980年に登場した60系です。大きく変わったのはボディ形状で、ジープをモチーフとした初代から続く独立したフェンダーを持つデザインを一新、北米で流行していたスクエアなフォルムを採用。インテリアもこれまでの武骨で質実剛健なものから、乗用車らしいラグジュアリーさと充実した装備が与えられるなど、内外装からも新たな時代に突入したことを感じさせました。エンジンも独立した車型になったことで、先代までのガソリン(4.2ℓ直列6気筒、4ℓ直列6気筒)に加え、40系で人気の高かったディーゼル(4ℓ直列6気筒、3.4ℓ直列4気筒、4ℓ直列6気筒ターボ)も新たに設定された。ホイールベースは全グレード共通ですが、グレード・オプション・年式などにより、丸目・角目ヘッドライト/ハイルーフ・標準ルーフ/観音開き・上下開き/そしてオーバーフェンダー有無など、40系同様に様々な仕様が存在しているのも特徴。さらに海外での高い評価に加えて、当時の国内で起こったクロカンブームと相まって、日本でも憧れの1台となりました。
■ 開閉機構付