京商 オリジナル 1/18 ランチア デルタ HF インテグラーレ 1993 モンテカルロ #5 (totip) [No.KS08348F]

■ 開閉機構付

　1992年をもってWRC（世界ラリー選手権）におけるワークス活動を休止。1993年に運営をイタリアの名門レーシングチームである「ジョリークラブ（1957年にマリオ・アンジョリーニによって設立）」に委ね、セミワークス体制で参戦することとなったランチア。エンジン／シャシーともに熟成の域に達したデルタHFインテグラーレ・エボルツィオーネをドライブするのは、1992年シーズンにトヨタでドライバーズタイトルを獲得したカルロス・サインツ／ルイス・モヤと、前年ランチアワークスで参戦していたアンドレア・アギーニ／サウロ・ファルノッキアという実力派の２人でした。今回ミニチュアモデルに製品化されたのは1993年シーズン初戦のモンテカルロラリー仕様で、Totipカラーのゼッケン5番はアンドレア・アギーニ組のマシンです。ラリーでは一時2位まで順位を上げましたが、コースオフでリタイアに終わっています。この年、デルタは第5戦のアクロポリスラリーこそ2位を獲得しましたが、マルティニというメインスポンサーを失いました。名手サインツをもってしても、ほぼ支援の無い体制ではライバルに太刀打ち出来ないのは明らかでした。特にシリーズ後半は速さを引き出すために無理がたたり、リタイアする回数も増えていきました。そして、ジョリークラブとランチア・デルタの挑戦は、わずか1年で終焉を迎えることとなるのです。