マイカート
カートの中には何もありません。
1959年に誕生、2000年に生産終了するまで、1度もモデルチェンジすることなく販売された「イギリスの小さな巨人」がミニです。日本ではローバー・ミニとして知られており、BMWの傘下誕生したミニを「ニューミニ」と呼ぶことから初代は「クラシックミニ」と呼ばれることも増えました。「モーリス・ミニ・マイナー」は兄弟車の「オースチン・セブン(1962年にオースチン・ミニに車名変更)」とともにミニの歴史の1ページ目を開いたファーストモデル(1969年10月の組織変更に伴なうマイナーチェンジで車名をミニに統一)です。ちなみに2台の違いはブランド名を表すバッジとグリルデザイン程度でした。ミニの偉大さは今のコンパクトカーでは当たり前となった高効率なパッケージを60年以上前に実現したことです。全長は約3mの小さなボディに大人4人が乗れる。これは当時画期的な出来事でした。エンジン(848㏄)を横向きに置いたFF車も量産乗用車では世界初。これもミニが残した功績です。ボディタイプも発売当初はサルーン(2BOX)のみでしたが、その後、バン/エステート、高性能なクーパーが加わり、さらにセダンやジープタイプの派生車も誕生するなど、ミニは隆盛を極めました。