No: KSR43107W
Jan: 4548565404650
販売日: 2022年06月
概要
航空機技術と斬新なアイデアで、他メーカーと異なる名車を世に送り出してきた富士重工業(現スバル)。これまで数多くのクルマがラインオフされてきましたが、中でも忘れられない1台といえば、軽商用車の「サンバー」だろう。サンバーは60年以上も続く長寿ブランドだが、現在はダイハツのOEM供給を受けている。その結果、2012年までの自社生産モデルに注目が集中。とくに最終となる6代目は、程度の良い個体が中古車市場において高値で取引されている。旧サンバーが未だに根強い人気を誇るのは、最後の純血としてスバリスト(熱狂的なスバルファン)に愛されているのは勿論ですが、「商用車はかくあるべき」という理想を徹底的に追求した基本設計の良さから、農林水産業に従事する方々を中心に「働く相棒として手放せない」という根強い声があるからだ。
空荷でも重量配分に優れ、しっかりトラクション性能を確保できるリアエンジンにリア駆動、高い耐久性や強度を持たせた完全独立のラダーフレーム、路面追従性が高く乗員にも優しい四輪独立懸架式の足回り、クラストップの広さを誇る荷室スペースや、高い小回り性など商用車としてのトータル性能はライバル各車を圧倒した。ゆえに基本設計は1961年2月の登場から生産終了まで変える必要がなかったといえます。唯一欠点を挙げるとすれば、コストを度外視し、軽でも手を抜かないスバル開発陣の姿勢でしょうか!? それもまたスバルらしいといえばスバルらしい…。