概要
R35 GT-RのサーキットマイスターであるNISMO。その2022年モデルに特別仕様車としてラインアップされたのが「日産GT-R Special Edition」。オーナーの約半数が選択したというサーキット路面のイメージを反映させた専用色「NISMOステルスグレー」を始め、ピストンリング/バルブスプリング/クランクシャフト/コンロッドなど個々のムービングパーツの重量を限りなく合わせ、高精度で組み上げられたVR38DETTエンジン(エンジンの前に装着される通称「匠プレート」が赤文字に変更)、標準の塗装ではなく、クリア塗装されたドライカーボン製エンジンフード、アルミホイールのリム全周に施された赤のラインなどが標準仕様との相違点。2022年4月14日に先行公開されると同時に受注が殺到、8月5日の価格発表時に予定生産台数(300台強)に達してオーダー受付を終了したことがアナウンスされるなど、改めてGT-R人気の高さを世に知らしめた出来事となった。パールを含まない青みがかったソリッドなグレーは精悍な印象で、カーボンパーツで武装されたR35 GT-R NISMOの空力ボディがより一層映えるカラーといえます。公差を50%削減したバランスドエンジンはトップエンドまで滑らかにまわり、15年間かけて煮詰められた車体やサスペンションが生む、硬質ながら路面に吸い付くような乗り味は正に感動の一言。その完熟された走りだけでなく、コレクターズアイテムとしても末長く愛されることでしょう。


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