概要
■ レジンモデル
三菱のWRC(世界ラリー選手権)の顔といえるランサーエボリューション。13年間のワークス活動のハイライトは、トミー・マキネン選手が4年連続でチャンピオンを獲得した1996~‛99年でしょう。その偉業を記念して‛00年に登場したのが「ランサーエボリューションⅥ トミーマキネンエディション(TME)」です。ワークス車両をイメージしたカラーパッケージの設定や専用ホイールを組み込むなど、特別仕様に相応しい装いを与えていますが、真の目的は改造範囲の広いWRカー(ワールドラリーカー)に対抗するための改良でした。フロントバンパーはエボⅣ~Ⅵまでの特徴であったフォグを廃止して空力を改善。エンジンは中低速トルクとレスポンスアップを目指したチタンアルミ合金製タービンを搭載し、10mm車高を下げた専用サスペンションなどを新たに採用。エボⅦ以降は三菱もWRカーへと移行したため、エボⅥ TMEは最後の純Gr.Aマシンとして未だ高い人気を誇っています。