マイカート
カートの中には何もありません。
スバルのモータースポーツ活動を支え、アフターパーツの開発&販売を手掛けるSTIが、2000年4月に300台限定で発売したコンプリートカーです。現在まで続くSTI謹製の高性能スポーツカーの起源であり、スバル(当時は富士重工)=ラリーのイメージとは異なる道を模索するスタディ的なモデルでもありました。‛99年、‛00年の東京モーターショーに出展された初代インプレッサWRXベースのコンセプトカー「エレクトラワン」をほぼそのまま市販化。当時その派手なルックスに注目を集めたエアロフォルムですが、実はメーカーの風洞設備で煮詰められ、性能を形にした本格仕様。空力はかなり研ぎ澄まされていました。エンジンは当時の自主規制を突破する300㎰を発生し、足回りは車高調整式サスペンションを採用し、リンク類をピロボール化。駆動系はフロントにヘリカルLSDを組み込むなど専用パーツを多数投入するなど、スバルがトータルで高みを目指した入魂のモデルでした。
SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2022 KYOSHO ONLINE版