概要
16年ぶりに復活を遂げたR32 GT-Rからバトンを受け継いだR33 GT-R。ボディサイズ拡大には賛否があったが、それを言い訳にしない設計と開発テストにより、走りの性能はR32 GT-Rを大きく超えた。そんなR33をベースに日産のファクトリーチューナーであるオーテック・ジャパンがスカイライン生誕40周年を記念して開発したのが「スカイラインGT-Rオーテックバージョン40th Anniversary」。いわゆる、ハコスカ以来となる4ドアGT-Rの復活である。
ちなみに開発する上でスカイラインセダンにRB26DETTを搭載したお手軽モデルではなくGT-Rのフロアに4ドアのボディを架装した物だ。その証拠にオーテックバージョンの車両形式はGT-Rと同じ「BNR33」だ。
エクステリアはGT-Rのスタイルを4ドアで再現するために、リアフェンダーやドア、更にはホイールハウスまでも、このクルマのためだけに新規設計。小型のフロントスポイラーやリアスポイラーレス、インテリアはバケットタイプのリアシート(乗車定員は2名)やケンウッド製サウンドシステムを採用するなど、「大人のためのス最高性能ポーツセダン」を演出。ちなみにボディカラーはGT-Rで人気の高い3色が設定されていた。
メカニズムはRB26DETT+5速MT、アテーサE-TS、機械式LSDなどGT-R標準車に準じており、走りの評価は「GT-Rと一切変わらない」だった。
価格はGT-R(標準車)の488.5万円に対し、オーテックバージョンは僅か10万円高となる498.5万円。専用パーツや手間暇を考えればバーゲンプライスと言っていいだろう。生産台数は422台、その内の1台は「現代の名工」にも選ばれた日産の名テストドライバーの加藤博義さんだ。
自動車研究家 山本シンヤ
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■ 開閉機構ナシ