No: KS08966R
Jan: 4548565458899
販売日: 2024年05月
概要
1957年~1975年までの18年間、イタリアの国民車として愛され、ドイツのVWビートル、イギリスのミニと並び、20世紀の世界的名車のひとつが2代目フィアット500です。正式名称はNuova500(ヌォーヴァ・チンクエチェント)でNuovaはイタリア語で新しい意味する言葉。これはトポリーノの愛称で親しまれたフィアット500を初代とカウントしているからです。つまり、日本で高い人気を誇る現行500は3代目(4代目とする場合もあり)となるわけです。プリマ・セリエは1957年7月から数か月だけ発売された最初期モデルで、ボディはコンバーチブルのみ。シートは前2脚(必要に応じてベンチシートあり)、サイドウインドウは三角窓以外稼働せず、ボディに加飾は一切なし、とコストダウンが徹底された簡素なモデルでした。エンジンは497㏄の空冷直列2気筒OHVをリアに搭載し、13.5psの出力ながら500㎏を切る軽量ボディにより走りは軽快でした。ただ、パッケージこそ高く評価されましたが、コスパのよさを追求しすぎたことがあだとなり、簡素すぎると販売は低迷しました。その反省から、機能性、快適面に手を入れたモデルが登場し、爆発的なヒットを記録することとなります。