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■ レジンモデル
「ニスモ GT-R LM」は国内のGT選手権(現・スーパーGT)レースに参戦していたマシン(R33 GT-Rベース)で、ル・マン24時間レースに参戦するのにワンオフで製作したナンバー付きのレース車両です。これはレースにエントリーする為に公道を走行できる市販車輛が必要というレギュレーションに適合させる為の対応で、量産のGT-Rをベースに、GTマシンと同じ足回り、駆動系(FR化)、100㎜ワイド化されたボディ(灯火類も欧州基準に変更)が与えられています。ただし、あくまでもホモロゲミートモデルであり、この車輛でレースに参戦する必要がないため、エンジンはほぼノーマル(305㎰/38㎏-m)、ロールケージ等は装着されていません(ちなみにスカイラインを名乗らなかったのは、同一車種に4ドアが存在する場合はエントリーが出来ない規定があったため)。市販車との大きな違いは足回りで、サスペンションの取り付け位置(型式もマルチリンクからダブルウイッシュボーンに)が内側下に変更されているため、エンジンルーム内の景色は若干異なります。ニスモGT-R LMは3年間の予定でル・マン24時間レースに2台体制で参戦しましたが、1995年は総合10位、翌年は総合15位と惨敗に終わったため、優勝の夢は専用設計の純レースマシンであるR390 GT1に託し、志半ばでチャレンジを終えることとなりました。